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漫画「天地創造デザイン部」2巻あらすじ
完全に忘れていたが、2巻の1話目は1巻から続きになっている。
1巻の終わりで「子供が適当に描いたラクガキの怪物が神様に採用されてしまった」という話が語られ、2巻でそれが登場する。まったく見たこともない奇妙な生物である(あえて言えばクトゥルフの邪神か何かにしか見えない)。
だが、この作品のテーマから言ってこれも実在の生物であるはずだ。これは一体何なのか? どうすればいいのか? というところから話が始まる。
とりあえず、こんな怪物を単独で暴れさせるわけにはいかないから対応できる生き物を作れ、という指令が下るのだが……。
漫画「天地創造デザイン部」2巻ネタバレ
ゾウ
例の化け物をなんとかするために、とりあえずゴリラ(既存の採用済み生物)を巨大化させてみよう、ということになった。色々無理があるので、大きな体の哺乳類で合理的に生存可能なもの、というのを模索した結果として生まれたのがゾウだったというオチ。
ハルキゲニア
例の化け物であるが、「結局あれはなんなんだ?」という疑問には(割と強引な)落ちがついた。「30m」を「3cm」と読み替えて、神様に小さくしてもらったのである。それでも意味不明であることに違いはないので、5億年ほど昔に棲息していた謎だらけの生物、ハルキゲニアだったということに。
パラダイストビヘビ
なんとか龍っぽく飛ぶものを作る、というお題から生まれた、滑空する蛇の仲間。飛行能力を持つわけではないが、観測例では100mも滑空した例があるらしい。
キクガシラコウモリ
「空飛ぶ馬を作れ」という神様の無茶振りから話は始まる。ペガサスをベースに、試行錯誤を重ねた結果として、物理的に実現できる「飛べる馬」は、現存する地球上で唯一の飛行能力を持った哺乳類、「コウモリ」でした、ということに。ちなみに、ごく最近になって分かったことだが、実はコウモリはウマの近縁種であるらしい。
ヒラタブンブク
「足がないけど走れる生き物」というオーダーに対応するために作られた、ウニの仲間。時速720mという微妙な速さではあるが、ウニの仲間としてはもっとも素早く移動できる。何のために移動するのかについては諸説ある。
コオリウオ
「透明な生き物」というオーダーに応えるために作り出された、ヘモグロビンをほとんど持たない魚類。赤血球の代わりに血漿を循環させて生きている。なお、透明なのは子供のうちだけで成長すると色がついてくるらしい。
ハンマーヘッドシャーク
シュモクザメという和名で有名な鮫の仲間。異様な外見でよく知られているが、あれは他の生物が発する微弱な電流を感知するための「ロレンチーニ瓶」という器官のためにああなっているのである。
カリフォルニアジリスとガラガラヘビ
ガラガラヘビは凶悪な毒を持つことで有名な毒蛇。カリフォルニアジリスというのが問題で、蛇は本来天敵であるのだが、このリスはガラガラヘビに立ち向かっていく。といっても捕食するわけではなく、ガラガラヘビの匂いを体につけて捕食者から逃れるのが目的である。なんというか、肉を斬らせて骨を絶つというか、凄まじい生存戦略である。
フラミンゴ
「授乳するオス」という謎なオーダーに応えて作られた生物。喉の奥から「フラミンゴミルク」と呼ばれる液体を分泌して子育てをする。オスも。
ゼブラウツボ
「二つ顎がある生物」というオーダーの産物。口の部分だけ見るとまるっきりエイリアン。
シマウマ
いろんな意味で有名な生き物なのだが、実は謎が多い。何故何のために縞があるのか。色んな説が生まれては否定されていったのだが、最近もっとも有力な説は「病害虫であるツェツェバエから身を隠すため」というものであるらしい。
漫画「天地創造デザイン部」2巻の感想
相変わらず生物学好きを唸らせる通な作品である。
ただ、ネタ切れはしないだろうか、大丈夫かな?という気持ちはちょっとする。
天地創造デザイン部
天界にある動物の「デザイン室」では、神様(クライアント)からのムチャ振りを受けて、日々さまざまな動物がデザインされていた。「ユニコーンってなんで存在しないの?」「美味しい生き物の条件って?」「海で最強の動物は?」「蛇と鳥、どっちが強い?」など、面白くてためになるコメディ満載!! マンガの単行本とは思えない、登場した動物たちの図鑑も収録!! これを読めば、動物園や水族館が100倍楽しくなる!!
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