一線を越える日は来るのか!?漫画「からかい上手の高木さん」4巻のあらすじ・ネタバレ感想

からかい上手の高木さん(4)
からかい上手の高木さん(4)
作品名:からかい上手の高木さん(4)
作者・著者:山本崇一朗
出版社:小学館
ジャンル:少年マンガ

漫画「からかい上手の高木さん」4巻のあらすじ

どうも微妙に時系列が前後しているらしく(今までの巻も実はそうだったのかもしれないが)、冒頭、夏休みの話に戻っている。案の定というべきか、夏休みも何かと(たぶん、主には高木さんの方が)理由をこじつけて二人で逢っていたものと思われる。

というか2話目で明らかになるのだが、夏休み、高木さんは西片くんの部屋まで、勉強をすると称して押しかけてきたことまであったようだ。チャンスである。何のチャンスなのかは分からないが。とにかく、4巻目もおおむねそんな調子である。

からかい上手の高木さん(3)

漫画「からかい上手の高木さん」4巻のネタバレ

部屋

前述のように、夏休み、高木さんが西片くんの部屋に来る話。椅子がないからベッドに腰掛けたり、ドッキドキシチュエーションである。もっとも、何も起こらないが。

21ゲーム

なんかいつものようにこの二人は賭けだかゲームのようなことをやっている。よく分からない賭けで、高木さんは「私にキスできたら西片の勝ちね」とか言い出す。もう、からかっているというより、なんていうか、これは……。要するにキスしてもいいよと言っているわけだが、当然例によって何も起こらない。西片くんはヘタレでお子様なのである。

お誘い

別に深い意味のお誘いではない。普段高木さんの方ばかりが「一緒に帰ろう」と誘っている側なので、たまには西片くんの方から誘わせよう、という話である。なお、クラスメイトたちはもうほぼ完全に、この二人をカップル視しているようだ、ということが明らかになる小話でもある。

ケータイ

西片くんがケータイを入手し(今まで持っていなかったらしい)、高木さんのメールアドレスを聞くというただそれだけのことに赤くなったり青くなったりする話。なんかもう見ている方が恥ずかしくなってくるくらい完全に思春期ラブコメである。

写真

西片くんがケータイを入手したので、お互いに写真を取って、ケータイの中にお互いの写真を入れておくようになる経緯を描いたエピソード。

なんかもう……なんでお前ら、これで付き合ってないの?ねえなんで?

漫画「からかい上手の高木さん」4巻の感想

そうだろうとは最初の1話目を読んだときからだいたい想像はしていたが、どんどんラブコメ色が増していく。高木さんが西片くんをからかう知略の冴えみたいなものは薄れてきて、割と高木さんも直球ばっかり投げるようになっているし、そして西片くんは正面から飛んでくるボールをまったくキャッチできずに顔面で喰らう。

「からかわれまくる西片くん」ではあるが、前からずっと思っているんだが高木さんはほんとうにからかい上手なのだろうか?その言葉は最適ではないような気がしてならない。

これも最初の1話で既に明らかにされていたことなわけだが、高木さんは西片くんのことが好きなわけである。

しきりに話しかけたり、一緒に帰ったり、アピールしまくりだ。西片くんも必ずしも気付いていないわけではないし、そして西片くんも高木さんを意識しまくっているのではあるが、この二人は最後の一線、「付き合う」というラインだけは踏み越えられない。

ちなみに「告白」のほうは微妙だ。割とはっきり、まあ冗談めかしてではあるが、高木さんが好きだと打ち明けているシーンは前の方にあったからだ。

2巻の感想のときに、恋人同士まで1巻であと100歩くらいだったのが2巻では75歩になっている、というようなことを書いた。その計算通りならこの巻では残り25歩になっているはずであるが、現実には、そこに到達していないというより、「恋人同士という関係」を作らないまま、「恋人同士での交流」のところまで二人は踏み込んでしまっている、という感じである。

それがもう、ひたすらに甘酸っぱいのだ。

からかい上手の高木さんが試し読みできる電子漫画サイト

からかい上手の高木さん(4)
BookLive!のボタン
Renta!のボタン
ハンディコミックのボタン
コミックシーモアのボタン
コミなびのボタン
まんが王国のボタン
Kindleのボタン
からかい上手の高木さん(5)