食糧人類 ネタバレ

食糧人類 第6話 ネタバレ

ロッカーの隙間から生物を覗き見る伊江。心の中で思っている。

伊江「な…なんだ…ありゃ…人…喰ってる…」
伊江「っていうか…」
伊江「どうするんだ、俺達…こんな所に隠れて…」

伊江の脳裏には不安がよぎる。あの見たこともないような生物がこの場所から離れないとロッカーに閉じ込められたまま。外に出ることができない。伊江はいつロッカーから出られるようになるか不安でしょうがなかった。

伊江がロッカーの扉に目をやる。その瞬間、ロッカーの隙間から生物の手。扉を掴んでいるようだ。驚く伊江達。次の瞬間に謎の生物に見つかる。生物に掴まれて上半身を引きちぎられる伊江。

しかし、これは伊江の妄想であった。

興奮している伊江にナツネが鼻をツンっと叩く。伊江は妄想で興奮して鼻息が荒くなっていた。ナツネをそれに気づかせ、声や息を押し殺すようにジェスチャーする。

狭いロッカーで男4人。刻々と時間が過ぎていく。伊江の顔から汗が滴り落ちる。それを指一本で受け止めたのが山引だった。音を立てないために落ちてきた汗を察知して指で止めたのだ。

伊江はナツネ、山引と一緒ならこの状況を打破できるかもしれないと微かな望みを抱く。しかし、次の瞬間、山引のお腹の音がなる…ググゥゥゥ〜っと。

ナツネ「山引………てめぇ…」
山引「イヤ、まったくもって申し訳ない、あんまり美味しそうに食べてたんで、つい…」

伊江は心の中では「ハァァァァァッ」と叫んでいる。

山引の腹のなる音に感づいた謎の生物。伊江達が隠れているロッカーに向かってきて扉を掴み開く…

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