食糧人類 ネタバレ

食糧人類 第18話 ネタバレ

伊江、カズ、オグっちゃんの3人で天井裏の通路を匍匐していく。

伊江「あれ〜〜〜?ここさっきも通ったような…」
オグっちゃん「えっ!?そ…そ…そうかな?」
伊江「オグっちゃん、本当に大丈夫?」
オグっちゃん「まままま、任せておけいっ!」
伊江「ちゃんと行かないとさっきの薬を飲むことになりますよ」

伊江はナツネ、山引との去り際を思い出す。

実は別れ間際に山引が伊江達にある物を渡していた。それは薬だ。

カプセルの中には毒を入れてあり、山引いわく即効性があり楽に死ねる薬だと言う。

山引「コッチはともかく、そっちのメンバーじゃ警備員に捕まるのはまぁ確実ですよね」
山引「困るんですよね、君たちが捕まって拷問かけられて、こっちチームの存在をペラペラと白状された日にゃ…」
山引「だから捕まりそうになったらソレをペロッと飲んでパッと死んでくださいな」

山引の顔は真面目だ。
伊江は拷問されても喋ったりしないと伝えるが拷問は本当に辛いからムリといって薬を受け取らせる。

そんなことを思い出しながら伊江たちは人間の繁殖や増殖種の研究・開発を行っている「A地区」まで移動してきた。

A地区では改造されて人間が断末魔のごとく騒ぎ立てている。

伊江は脳裏に一人くらい助けたい…といった気持ちはあったがオグっちゃんに余計な気を起こすなと諭される。

A地区の天井通路を進んでいると3人を呼ぶ声が聞こえてくる。

伊江を目を向けると3人の牢屋に閉じ込められている人間が助けを求めてくる。無視するつもりだったが牢屋の3人が助けなきゃ大声を出すぞと脅してくる。

伊江、オグっちゃんはA地区にいる従業員の行動を見ながら牢屋にいた3人を助けることに。

元職員A「ふぅーーー命拾いした」
元職員B「え?じゃあお前…」
伊江「僕たちは下校途中、バスに乗ってたら…眠くなって…気がついたらココに…」
元職員C「へーじゃあ、捕獲されたのかぁ」
伊江「……捕獲?」
オグっちゃん「そっちはどうなんだ?」
元職員A「俺ら?俺らは職員よ」

職員と聞いて不安を覚える伊江たち。しかし、職員だったらしい。過去形だ。3人は職員だったがヘマをして牢屋に閉じ込められたらしい。

職員の下衆い話を憂鬱な表情で聞く伊江、オグっちゃん。

そんな話をしている職員の背後に気配を感じるカズ。

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