絵本奈央の新作漫画「荒ぶる季節の乙女どもよ。」あらすじ・ネタバレ感想

荒ぶる季節の乙女どもよ

「それでも僕は君が好き」を描いた絵本奈央先生の新作漫画が「荒ぶる季節の乙女どもよ。」といった漫画だ。正直に言うがクッソ面白い。学園青春ラブコメディといった感じで性に振り回される彼、彼女達。

笑えて、ニヤニヤしてしまう…そんなシーンが随所に盛り込まれている。

あと物語のメインを飾る女性軍は文芸部に所属している面々なので性描写の言い回しが文芸的で回りくどい。かなりの当たり漫画。まだ1巻しか発売されていないが全巻揃えたいと思えた漫画。絵も可愛く物語の内容も思春期をテーマにしており、あるあるネタが盛り込まれている。

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荒ぶる季節の乙女どもよ

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漫画「荒ぶる季節の乙女どもよ。」あらすじ

荒ぶる季節の乙女どもよ

あなたの”はじめて”を、わたしにください──。和紗たちは文芸部に所属する女子5人。部が「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じた「セックス」の一言……。その瞬間から、彼女たちは”性”に振り回され始める。

物語を彩る文芸部の女性陣には曽根崎先輩、本郷先輩、菅原氏、もーちん、和紗の5人が所属している。ヒロインは和紗。そして男性のメインキャラは和紗の幼なじみである泉。彼、彼女達がとにかく性に向き合い、性に振り回される漫画。少女漫画っぽいかもしれないが少年誌で連載されており男性も違和感なく楽しむことができる。

第1巻は1〜4話までが収録。

漫画「荒ぶる季節の乙女どもよ。」ネタバレ

第1話

「少女の白い肢体、その下腹部の柔らかな茂みの前に私は跪いた…顔を埋めると青草の香りがぷんと鼻をつく。私はその茂みに分け入り彼女から流れる甘美な汁をあまさず飲み干した…」

文芸部の5人は顔を赤らめてこの一説を聞き入る。スタートから面白い。文芸部の5人はまだ男性を知らない。故に官能的な小説を読むと顔を赤らめてなんとも言えない表情となる。

第1話では各登場人物にスポットをあててキャラに人となりの紹介といった感じだ。曽根崎先輩のリア充に対する卑屈具合は最高。知性溢れる言動をするがもうギャグになっている。

そして1話の終盤で「死ぬ前にしたいこと」を各々、発表するが菅原氏が爆弾発言をかます。

菅原氏「セッ◯スです…」
この時の文芸部である他4人の表情は秀逸。ぜひ漫画で確認してもらいたい。内容濃すぎて面白すぎる(笑)

第2話

菅原氏の爆弾発言によって文芸部の面々がやたらと性に対して過敏に反応するようになる。「走れメロス」を「走れエロス」とか連想してしまう。誰もが一度はそう考えるであろうが、もう末期。

そして、第1巻では一番の見所であろう。モテ男でイケメンだが純情な泉くんの自慰行為を和紗が目の当たりにしてしまう。もうその時の二人の表情とか行動が最高!腹抱えて笑った。

もう第2話がこれが全て。
その後の和紗の妄想も可愛すぎる(笑)

第3話

菅原氏は文芸部の「掃き溜めに鶴」と言われるほど美しい女性。そして可憐な雰囲気を醸し出している。そんな彼女のストーカー撃退が第3話では収録。ここでの菅原氏は可憐なイメージを脱ぎ捨て下品な女を演じる。劇団をやっていたようなので演技が上手いのだ。

文芸部では「セッ◯ス」といった言葉は刺激が強すぎるため文学的な言い回しで代用となる言葉を決めることになる。

後は、曽根崎先輩にスポットが当たる。
曽根崎先輩を可愛いという男子が現れて、慌てふためく曽根崎先輩が描写される。曽根崎先輩はメガネをかけて、いかにも文学少女丸出しの女性だがメガネを外すと実は美人なのだ。

第4話

和紗が幼なじみの泉を好きだと気づく。まさに青春の一コマが描かれる。ちなみに和紗が「セッ◯ス」のことをとんでもない言い方をする。後にそれが文芸部の「セッ◯ス」の代用語となるのだが…

和紗「えすいばつ」
素晴らしい(笑)と共に和紗の慌てふためく姿はニヤニヤが止まらない。

で、最後に文芸部の部室に校長先生が入ってきて今月いっぱいで文芸部が廃部する旨を伝えられて1巻が終了する。

漫画「荒ぶる季節の乙女どもよ。」感想

性に振り回される娘たちがメインの漫画。ラブエロコメディなのだが少年誌で連載もあってか性的な描写はほとんどない。それでも登場人物のキャラが濃すぎて面白すぎる(笑)素晴らしいラブエロコメディ漫画だ。

彼、彼女達が今後どのように思春期を乗り越えていくのか見もの。

ここ、最近読んだラブコメ漫画の中で確実にナンバーワンな漫画だ。学生から大人まで楽しめる作品になっており文学的な言い回しなど勉強になる部分もある。「荒ぶる季節の乙女どもよ。」はラブコメ、エロコメディ要素ありで、ピュアピュアな高校生の素晴らしき思春期を題材にして気持ちをホッコリさせてくれる作品に仕上がっている。

本当に面白いので是非、読んでみて下さい☆彡


荒ぶる季節の乙女どもよ

荒ぶる季節の乙女どもよ。

原作・著者岡田麿里/絵本奈央
価格462円(税込)

あなたの”はじめて”を、わたしにください──。和紗たちは文芸部に所属する女子5人。部が「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じた「セックス」の一言……。その瞬間から、彼女たちは”性”に振り回され始める。

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