漫画「ロッタレイン」1巻のネタバレ感想!13歳少女の妖婦ぶりに戦慄…

ロッタレイン

作者はかなりのベテランらしいのだが、正直作品履歴を見ても知っている作品は全く無かった。

だが根強いファンがついているらしく、書評などを見ていると、「いかにもこの作者らしさの出た作品」であるとのことである。

漫画「ロッタレイン」1巻のあらすじ

主人公・玉井一(はじめ)は、もとバスの運転手であったが、恋人に裏切られた(パワハラ上司と浮気していた)挙句、事故を起こして失業する。大怪我を負い、身の寄せ所もないというところで、十数年前に妻子を捨てて愛人のもとに逃げたという父親が会いに来る。そして「一緒に暮らさないか」という。(ちなみに、一の母は故人である)

結局、一は父を頼って新潟に転居するのだが、そこで、義理の家族ということになるのが、その愛人だった女性と、その女性と父の間の息子(つまり異母弟)、そして、その女性の連れ子であるため血縁関係はまったくない義理の妹、山口初穂であった。13歳。

ざっと分類をいえば、いわゆる「血の繋がらない兄妹もの」であるが、ラブコメとかではない。通底して流れている空気は、淀んでいる。

漫画「ロッタレイン」1巻のネタバレ

初穂と一が最初に出会うのは、一が入院していた病院である。当初、紹介もされていないので誰だか分からない少女に、一はいきなり面と向かって言われる。「来ないで」と。

初穂は、本妻の子であるところの義理の兄の出現によって自分の家庭を壊されることを、かき乱されることを、恐れている(らしい。らしいというのは別に台詞でそんなことを言うわけではなく筆者の推測で書いているに過ぎないからである)。

一方、一はそれを見てどう思うかといえば、「唇が紅く透き通っていた」などという感慨を述べている。しょっぱなから、まあこういう物語の展開として当然の成り行きではあろうが、性的に惹かれるものを感じているのである。

そのあとで姿を現した父(十数年ぶりの再会)に対し、一はひとしきり怒りをぶつけるが、結局、父の申し出に従い、導かれるままに新潟へと居を移す。筆者の推論ではあるが、経済的な問題とかいろいろ考えた上でのことではなかろうか。

で、行った先であるが、いきなり初穂の母(美子という名前)に土下座される。弟も、まだ子供であるが、頭を下げさせられる。本妻の子と愛人とその子。いろいろ、難しいところがあるのである。近所の人には悪い噂を立てられるし、初穂に至っては学校でいじめに遭い始める始末だ。

ちなみに、出会ったときの態度から当然予測できるように、初穂の一への態度は割と険悪である。はやく怪我を治して出て行ってくれ、という本音を隠しもしない。

ただ一つ救いなのは、美子が善良な女性である、ということだったのだが……その美子が、動脈瘤で倒れる。入院してしまう。お母さんが死んじゃったらどうしよう、と泣き崩れる初穂を、一は思わず(表向きは慰めるためだが)抱きしめてしまう。

そして翌日。美子は容体を急変させ、死ぬ。通夜の日、雨の降る庭で、初穂は彼女に恋愛感情を抱いていたクラスメイトに唇を奪われる。それをたまたま目撃した一は、激昂して少年を殴り飛ばしてしまう。

場面転じて。どうしてあんなことをしたの、という初穂の質問に、一はうまく答えることができない。そんな一に対して、初穂は、一の手を取って、自分の唇に沿わせ、言う。

「ほら、綺麗になった。……もうあんなこと、させないから」

漫画「ロッタレイン」1巻の感想

ロッタレイン

まだ読んでいないので、この先どうなるのかは知らないが、ちょっと見てきた作者のインタビューによると…

「ハッピーエンドは想定していない」
「これは少女に破滅させられる男の物語」

などという、下手なストーリーのネタバレよりえげつない話が出ていた。

まあ、そうだろうな、という感じはする。この物語はおそらくもっとおぞましい物語である。1巻終盤の初穂の妖婦ぶりは、見ていてゾッとするほどだ。

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