漫画「ルサンチマン」2巻のネタバレ感想!月子の誕生の瞬間が明かされる!?

ルサンチマン(2)

この作品は全4巻であるのだが、2巻を読んだら1巻で敷かれた伏線の大半(流石に全部ではない)がごっそりと回収されてびっくりである。

漫画「ルサンチマン」ネタバレ感想!2015年を舞台にしたSFファンタジー漫画

2017.11.01

漫画「ルサンチマン」2巻のあらすじ

現実世界の話と仮想現実(アンリアル)の話が、ほぼ平行しつつ進んでいく。途中で一部混じり合いながら。

現実世界では、坂本拓郎が同期のOLと少しだけ親しくなる(なお、拓郎のいる会社は意外と大きな会社で、拓郎は入社時点では新卒採用であったことが判明する。その後出世コースから外れて落ちこぼれているが)のだが、ちょっといい感じになったような気がしただけで、あっけなく振られる。

月子とはゲーム内で一度、行方を突き止めるのだが、例の、月子が会いたがっていた青年とキスしているところを拓郎が目撃してしまい、落ち込んでそれっきりとなる。

ちなみに月子と青年のやっていた行為は実は性的なものではないのだが……これについては後述しよう。

月子はといえば、神崎と呼ばれるその青年に拾われ、遊郭に身を置いている。だが、最初のうちはここが遊郭だということすら理解していなかった。記憶を改竄され、「三日月」と名乗っている。

そこに、客として拓郎が、アバターとしてでなく、現実の姿のままやってくる。現実の街角でポン引きに引っかかった結果、VRの娼館に迷い込んでしまったのである。そこで月子と再会し、驚愕し、月子を攫って逃げようとするのだが、当然のように失敗、ボコり倒されて店から放り出される。

さて、月子が男を知らないままなので、他の女たちには呆れられている。月子は神崎を慕っているので、神崎に処女を捧げようとする。神崎はその想いに応えようとするのだが……。

漫画「ルサンチマン」2巻のネタバレ

さて、重要なタームが3つある。まず、1巻にも出てきた「ムーン」。そして「ノア」。そして「神崎」である。

まず、神崎というのは、実在した人間の名だ。この「アンリアル」、仮想現実世界を作り上げた、天才プログラマーである。

彼は最初に作った人工知能に「ノア」という名を付けた。ノアはコンピュータネットワークから情報を吸収し、創造者の想定をはるかに凌ぐ知性を獲得し、そして、危険であるとしてネットワークから切断され、封印された。

次に、成長前のノアのコピーを、ネットワークから隔離した環境で育てる試みが行われた。これが「ムーン」というAIである。ムーンはやがて、人間に近い人格を獲得するに至った。

というところで、神崎のいた会社が、大企業に買収され、ムーンは商業利用されることになった。ムーンそのものは「現実世界を観る」「感圧グローブに過剰な干渉を行い、使用者に現実上の怪我をさせる」などの危険な要素を有していたので、それらの要素を排除した、簡易版のAIが大量生産された。それが「NPC」であり、セクサロイドとして流通している「女」たちだ。

事業は成功し、神崎は社会的には成功者となった。だが、何か思う所があって、ある日、封印されていたノアとのコンタクトを試みた。開放されたノアは、神崎の人格を支配下に置き、電脳世界へと吸収した。そして、神崎はまもなく現実世界では「死亡」した。自殺だった、とされている。

この話そのものは周知の事実であり、神崎のこともみな知っている。であるから、電脳世界で、「自分は神崎だ」と法螺を吹く者は多数いる。

だが、月子が知遇を得た神崎は、本物である。正真正銘、この世界の創造者である神崎その人の、電脳空間における自我、そのものだ。であるから、たとえば唇を合わせることでNPCの記憶を書き換えたり(拓郎が見たのはその光景である)であるとか、色んな能力を持っている。

だが、月子は神崎による情報改変を打ち消す力を持っていた。神崎でもその全容は分からないが、どうも、プロテクトがかかっているらしい。神崎が月子の処女を奪おうとしたとき、ノアの分体のようなものが出現し、それを妨害して、神崎を再びノアの支配下に置こうとする。

2巻はここまでである。

漫画「ルサンチマン」2巻の感想

ルサンチマン(2)

例によって2巻までしか読まずに筆者はこれを書いているのだが、いい意味で、予想をまったく裏切られた。想像もつかない展開であった。実質、主人公の座は拓郎から神崎に移っている感じだ。少なくとも2巻においては。

正直なところ、先の展開が読めない。世界設定上の謎はもうほとんど残っていないはずなのだが、巻数でいえばまだ半分残っている。次巻が楽しみである。

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