漫画「眼鏡橋華子の見立て」ネタバレ感想!眼鏡マニアには堪らない生唾モノの極上メガネ漫画!

眼鏡橋華子の見立て

漫画との出会いにもいろいろあるだろうが、この作品は実は「googleで全く関係のない画像を探していたらたまたま表紙がイメージ検索にかかり、衝撃を受けて購入」という形で出会ったものである。

いわば表紙買いという奴だが、それにしても衝撃的なタイトルと表紙であった。

漫画「眼鏡橋華子の見立て」あらすじ

彼女の名は眼鏡橋華子。銀座の一等地に眼鏡店「眼鏡画廊」を構えている。なお、名前は画廊だが、ただの眼鏡店である。年齢21歳。大学生なのだが、大学が休みの日や授業のない日にのみ、店を開けている。なお、彼女が眼鏡画廊の店主であるが、オーナーではない。オーナーの正体は1巻の時点では不明である。

華子は重度の「眼鏡マニア」だ。それも、人間が眼鏡をかけている姿に興奮するとか、自分で眼鏡をかけて興奮するとか、そういうだけのことではない。「ある人が、その人に最もふさわしい眼鏡の一本に出会った瞬間に立ち会うことに……欲情してしまいます」と自分で言っている。

なお、眼鏡画廊では高級な眼鏡も置いてはいるが、最安は7000円のフレームからあるらしく、品揃えは色々な角度から豊富だ。この作品は基本的には、各話ごとの登場人物に、その人に合った最適の眼鏡を華子が見立てていく、という構成になっている。ちなみに、登場する眼鏡やそのメーカーは全て実在のものであるらしい。

漫画「眼鏡橋華子の見立て」ネタバレ

王様のメガネ

第一話。物語の進行役であり主人公である雑誌記者の青年・川原と、謎の和服美女・眼鏡橋華子の出会いを描く。見立てを受けるのは川原と仕事上の付き合いのあるカメラマンの中年男性。登場する眼鏡は、「金子眼鏡(かねこがんきょう)泰八郎謹製メガネ PREMIER V -デミ-」。職人芸を凝らしてセルロイドから作られた、丈夫で美しい眼鏡である。

普通のメガネ

2話で見立てを受けるのは通りすがりの青年。なお、2話で分かるのだが、華子自身がかけている眼鏡も、毎話違う。青年は「眼鏡をすると頭が痛くなる」という話をして、華子は999.9(フォーナインズ)というメーカーのリムレスフレームTW-60Tという眼鏡を見立てる。違和感のない、普通の眼鏡、という見立てである。

健気なメガネ

見立てを受けるのは川原の同僚の女性。眼鏡はic! berlin(アイシー!ベルリン)のAlwin C.。とても軽く、分解することができるという眼鏡。ちなみに眼鏡を変えて心機一転したこの同僚は、自分が続けていた不倫関係に清算を告げる。

こどものメガネ

子供用眼鏡、がテーマの話。登場する眼鏡は「青山眼鏡 めがね委員長!!MI-7003」。

変身のメガネ

奇抜な眼鏡で変身気分を味わう、というテーマの話。less than human(レスザンヒューマン)、訳すと「人間以下」というなかなかチャレンジブルなブランド名(念のためググりましたが実在します)の商品、Reppu。鉄骨フレームとも言われる、穴のあいた独創的なデザインの眼鏡が登場。

泣けるメガネ

処分する眼鏡を供養する眼鏡供養というイベントがメインで、この回では見立てはしない。紹介されている眼鏡は華子自身がかけているものである。シャルマン ラインアートシャルマン ドルチェコレクション。特殊なチタンによって実現されるしなやかなカーブ、ハートをかたどった立体的なテンプル(ツル)など、流石にマニアが自分用に使ってるだけのことはある逸品である。ところでこの回で、川原が華子に恋愛感情を抱き始めているという描写が差し挟まれる。

漫画「眼鏡橋華子の見立て」感想

眼鏡橋華子の見立て

眼鏡愛が熱い作品である。眼鏡橋華子の眼鏡愛も熱いのであるが、作者自身の眼鏡愛も相当に熱いことがよく分かる。でなければこんな作品は描けるものではあるまい。

あと、表紙の一枚絵だけだとキリっとしている感があるが、華子はけっこう可憐な顔を見せるところも多く、可愛い。

あえて誰に似ているかという話をするなら『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズのヒロイン・栞子に似ていなくもない。あれは本マニアの話だが、こちらは眼鏡マニアの話だというわけである。

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