迫力のバトルシーンが見所!「マルドゥック・スクランブル」漫画3巻の内容やネタバレ感想

マルドゥック・スクランブル(3)

漫画「マルドゥック・スクランブル」3巻のあらすじ

3巻はほぼ一巻まるまるかけて戦闘シーンが続く。

ざっと説明すれば誘拐犬(バンダースナッチ)との戦い、そして、その後に再度襲い来る、ディムズデイル・ボイルドとの戦いである。

原作者も絶賛!大今良時版「マルドゥック・スクランブル」漫画2巻の内容やネタバレ感想

2017.08.21

漫画「マルドゥック・スクランブル」3巻のネタバレ

誘拐犬という連中、凝ったキャラクター造形があって、鳴り物入りで出てくるが、どうしようもない噛ませ犬である。簡単に説明すると、ルーン・バロットというキャラクターが大幅に戦闘能力を強化された、それを説明するためだけに片っ端からなぶり殺しにされる、そういう役回りを(原作で)与えられた連中なのだ。

誘拐犬たちはバロットのアジトを襲撃するにあたり、高度な探査装置や通信機器などを装備しているのだが、バロットの能力は以前書いた通り「電子撹拌(スナーク)」、あらゆる電子機器に干渉・操作することができる能力だ。要するに、鴨が葱を背負ってやってきたようなものである。

2巻で、ミディアム・ザ・フィンガーネイルがバロットに指を吹き飛ばされた。

3巻ではまず、ミンチ・ザ・ウィンクが、バロットの干渉によって幻を見せられたレア・ザ・ヘアによって、同士討ちで殺される。

そのレア・ザ・ヘアは、バロットに捕獲されてコンクリの壁に磔にされた。

後方で電子支援を担当していたフレッシュ・ザ・パイクは、「(バロットの)観察は終わった お前たちはもう用済みだ」と言い放つボイルドに射殺される。

ウェルダン・ザ・プッシーハンドは、いちおうこの面々のリーダーであるので一番強いのだが、その強さはバロットの圧倒的な力の前に「撃たれても撃たれてもなかなか死なない」という程度にしか発揮されない。

ウェルダンが死に切らない(ちなみに本人は降伏の意思を示しているが、バロットは攻撃を加えるのをやめない)うちに、ボイルドがやってきて、壁のレア・ザ・ヘアを撃ち殺し、ウフコックに対して「俺の元に戻ってこい」と宣言する。

ウフコックはといえば、殺戮を楽しみ始めるバロットを止めようとするのだが、止めることができず、バロットのスナーク能力によって(ウフコックも言うなればサイボーグのような存在なので、電子撹拌が通用するのである)強制的に支配下に置かれ、武器として使われてしまう。

ウフコックにとっては悪夢そのものの体験である。だが、ウフコックは嘔吐しながら、そして血を吐きながら、しかしそれでもバロットを守って防戦を続ける。

そうこうしている間に、助けは空から来た。ドクターが、「ハンプティ=ダンプティ」なる飛行機械に乗って、バロットとウフコックを回収して逃走するのである。ボイルドは疑似重力(フロート)という能力を持っていて、ある程度は浮いたりもできるが、あいにく空を自在に飛ぶための能力ではないので、やがて追い切れなくなりハンプティ=ダンプティを見失う。

漫画「マルドゥック・スクランブル」3巻の感想

マルドゥック・スクランブル(3)

さて。今巻は、大筋自体は原作通りである。原作では淡々としているバロットが、こちらの作品では可憐な笑顔で変態殺人鬼をなぶりまくっていてある意味原作より怖かったりするが、まあその程度はさほど重要な変更ではなかろう。しかし、そんなことより非常に重要な部分で、付け加えられている要素がある。

それは、「誘拐犬(バンダースナッチ)のメンバーの過去」だ。

これを語るにはこの作品、というか「マルドゥック・シリーズ」の世界観から説明しなければならないのだが、この「マルドゥック・スクランブル」の時間軸からそう遠くない過去、凄惨な戦争があり、多くの悲惨な傷痍兵が出て、そうした人々が多数、超人にされたり改造人間にされたりしている(ちなみにボイルドもそうした一人である)という前提がある。

誘拐犬という連中は原作では何だかよく分からないぽっと出の変人集団でしかなかったのだが、このコミカライズでは、元軍人で、壮絶な戦争体験を経て改造人間として蘇って犯罪者になったという、元を辿ればボイルドとも同じようなオリジンを持った、若干物悲しい存在として再構成されている。

これがこの先の物語でどういう意味を持ってくるかは、先を読んでみないことには分からない。なんとなれば、ミディアム・ザ・フィンガーネイルはまだ生きていて、(原作通りなら)また登場するからである。

では、可哀そうな過去を与えられつつもやっぱり雑魚扱いだった4人の冥福を祈りつつ、次巻へ続くとさせていただこう。

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