遂に終止符「マルドゥック・スクランブル」漫画7巻(最終巻)ネタバレ・結末!

マルドゥック・スクランブル(7)

漫画「マルドゥック・スクランブル」7巻のあらすじ

7巻。最終巻である。

まずは、カジノに(人目もはばからず)襲撃してくるボイルドから逃走しなければならない。ここで、なんと例のスピナーのベル・ウィングが車をくれ(貸してくれ、ではない。壊してもいい、と言って鍵をくれる)、安全な逃走経路まで教えてくれる。

で、なんだかんだでまた逃げ切る。なんだかんだで毎度逃げられているボイルドである。シェルもいい加減呆れている。

無事逃げ切ったので、シェルの記憶を見ることになる。連続殺人犯シェル=セプティノスだが、実は幼少期に母親から性的虐待を受けていたトラウマがあって、それが原因で殺人鬼になって、しかも殺している相手は(バロットも含めて)全員性的虐待の経歴のある女性達で……というかなりえぐい悲惨な話が明らかになる。

バロットが知りたがっていた、なぜシェルはバロットを選んだのか、なぜシェルはバロットを殺そうとしたのか、それについての解答はこういうことであったのだ。

さて。このあと、シェルの裏にいる黒幕、オクトーバー社の幹部である男がバロットを罠にかけようとして逆にバロットの活躍で逮捕されるという一幕などもあるのだが、そこは端折る。物語の最後を飾るのは、ついに逃げるのをやめたバロットと、ボイルドの直接対決による決着である。

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2017.09.22

漫画「マルドゥック・スクランブル」7巻のネタバレ・結末

シェルは背後にあった巨大組織、オクトーバー社に見限られてしまったため、ボイルドに、シェルを抹殺せよという命令が下された。結果的にとはいえそれを助けることになるのはバロットである。バロットは、シェルが「排泄」していた記憶を、スナーク能力を使ってシェルの頭に戻す。シェルはほとんど人格崩壊にも近い状態に陥るが、まあ、これは救済でもあり(自分の過去と向き合わなくていい人間などいないのだ)、そしてバロットによる復讐でもあるわけである。

シェルをゴミ箱に放り込み、その「安全」を確保したバロットであるが、その時点でボイルドによって退路を断たれていた。殺されるか、ボイルドを倒すか、二択しかないという状況である。

激戦になるが、バロットはカジノ編を通じて(書かなかったが、カジノ勝負で能力を使いまくったおかげでスナーク能力や基礎的なパラメータが大きく、それこそ生まれ変わったかのように成長を遂げた、という描写がカジノの巻にある)パワーアップしているので、互角の勝負が展開される。

ボイルドの「フロート」による弾丸回避だが、弱点がある。フロートによるバリア展開には隙間があるのである。そこを狙って、まず一つ目の重力発生装置をバロットが撃ち抜く。(ちなみにボイルドの体内に装置は5つある)

ここからは一気にバロットが優位に立つ。ボイルドの体内の装置を一つ一つ破壊していく。ボイルドの愛銃—かつて、ウフコックが作ったもの—も、バロットの手で一刀両断される。

だが、追い詰められながらもボイルドは最後の策を発動する。一瞬の油断をついて、バロットの手からウフコックを奪い取り、自身のスナーク能力によってウフコックを銃に変え、バロットを撃とうとしたのだ。

だが、ウフコックは間一髪でボイルドの手から逃れ、バロットの手に戻っていた。そして、引き金のない巨大な銃の姿になって、ボイルドの胴体を撃ち抜いたのだった。

漫画「マルドゥック・スクランブル」7巻の感想

マルドゥック・スクランブル(7)

物語の終わり。高らかに勝利を祝うかに見せかけて、実は落ち込んでいるドクター。ボイルドを超人にした手術には、このドクターも関わっていたのである。旧友の死を悼むドクターとウフコック。そして、旧友の死を悼む友を優しく慰めるバロット。勝利に終わったとはいえ、どこか物悲しげに、物語を幕を閉じる。

大今良時の手による「マルドゥック・シティの物語」は、これで終わりである。原作には続きがあるが、売れっ子になってしまったことだし、多分続編のコミカライズの仕事をすることは今更ないのではないかと思われる。

まあ、それはそれでいい。全7巻でよくまとまった作品である。「マルドゥック・シリーズ」の入門として読むよりは、この7巻だけで独立した作品、としてとらえた方がいい感じの仕上がりであるし。

だが、それはいいんだが、筆者はずっと待っているのだが、この続編、『マルドゥック・ヴェロシティ』(と、最新作にして完結編、『マルドゥック・アノニマス』というのもある。こちらは連載中)の、メディアミックス作品はいい加減一つくらい出てくれないものであろうか。

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