遂に完結!「恋愛ディストーション」第8巻のあらすじ・ネタバレ感想

恋愛ディストーション(8)
恋愛ディストーション(8)
作品名:恋愛ディストーション(8)
作者・著者:犬上すくね
出版社:小学館
ジャンル:青年漫画
掲載誌:サンデーGX

恋愛ディストーション 第8巻のあらすじ

ついに8巻。恋ディスもとうとうこの巻で終わりだ。

冒頭、山野辺が落ち込んでいる。が、真と陽一は冷ややかである。なぜなら、この程度のすれ違い、この程度の感情の行き違いは、男女交際というものの中で日常茶飯事である、ということを、山野辺とは経験値がまったく違う二人はよーく知っているからである。

ちなみに、秋子は山野辺家を訪ねてくる。そして明るく、言う。「もう怒ってない?」と。

完全に圧倒的に精神的に余裕があるのである。山野辺は手のひらの上で転がされているも同然だ。二人はあっけなく仲直りする。モデル業についても、彼氏公認で続けることになる。

そしてそのまま山野辺の自宅自室で大人のイチャイチャに及ぼうとするが、家族のジャマが入りおあずけとなる一幕もある。

で、山野辺はまた、ウザさわやかな顔で大学にいる。真と陽一はこうなることをだいたい予測していたので、「ああ、やっぱり」と思うだけである。

なお、ここまで1話(第54話 ○○の微熱)。話の解決がとても早い。

55話「チョコレート☆パニック」はバレンタインエピソード。手作りチョコをもらった山野辺がニコニコしている。ちなみにまほ先生も手作り派である。棗は違う。

ゆえに真は手作りチョコをもらったことがないが、見栄を張る。「ソウダネ テヅクリッテソボクデイイヨネ ハハハ」みたいなことを言って二人の前を去る。山野辺が「絶対もらってねーな、あれ」と呟き、陽一は「言うな 哀れすぎるから」と窘める。筆者としては、あの山野辺が最終巻に至ってこんな役回りに立てるようになった成長こそ驚きであるが。

話自体は、このあと棗が初めて手作りチョコに挑戦し、プレゼントし、真に押し倒されて大人のイチャイチャに突入、という、それだけの内容である。爆発しろ。

主要キャラのイチャイチャが止まらない…「恋愛ディストーション」第7巻のあらすじ・ネタバレ感想

2017.03.08

恋愛ディストーション 第8巻のネタバレ

56話「early tremor」、57話「斜陽」、58話「犬の反乱」、59話「ラブリー」は、一続きの話で、棗と真の物語。四話のすべてを三語でまとめると「ケンカ・仲直り・イチャイチャ」であり、要するにいつも通りなのだが、この二人の話をするのも最後であるし、少しだけ詳しく説明しよう。

「いつもより激しいケンカ(真がマジ切れして、いつもいつも俺が犬やってると思うなよ、と宣言する)」
「棗が珍しく自分から折れ、素直に謝る」
「いつもより燃える大人のイチャイチャ」

あまり変わってない感が深いが、実際こうなのだから仕方がない。

そして最終話「恋愛ディスト—ション」

本作品の主だった登場人物が集合して、みんなでバーベキューをする話である。ちなみに、この最終話に至って、「真とまほ先生はこれまで一度も直接会ったことがなかった」という(割とどうでもいいけど読者的には衝撃の)事実が明かされる。

さらに、女性キャラ陣四人(棗、まほ、秋子、知子)も、まほと知子以外はこれが全組み合わせ初対面となる。和気あいあいと馴れ初めの話などに花を咲かせる。

そして祭りのあと。シリーズの結びを飾るのは、真と棗の二人。帰り道、雷が鳴る。実は棗は雷が苦手である。真に抱きつく。

「早く帰ろ 今夜は 部屋でずっと一緒にいたい……」
「—う、うん!帰ろう早く!」

一生やってろという感じのラストで、めでたしめでたし。

恋愛ディストーション 第8巻の感想

シリーズ全体の結びとなるので、シリーズ全体に対する評と感想をいこう。

そもそも、この作品も、作者犬上すくねも、そんなに知名度は高くない。ぶっちゃけたことを言うと、売れた作品でもなければ、売れっ子作家でもない。

筆者はファンではあるが、「漫画家・犬上すくねは有名じゃないけどすごく才能のある埋もれた天才なのだ」などと語れるわけでもない。どの作品が具体的にどう、ということは言わないが、身も蓋もないことを言うとちょっと作品ごとの当たり外れもある。

だけど「恋愛ディスト—ション」は大好きだ。
何がそんなにいいのか?

おそらくは、作品テーマと、作者の作家性のマッチングがうまくいっているからであろう。犬上すくねは、イチャイチャを描かせると、うまい。成立済みカップルの痴話喧嘩を描くのも、うまい。そして恋ディスは、そこに主眼を置いた作品なのである。

8巻で完結となったことを、筆者は「寂しい」とは思わない。何十巻も作者のライフワークとして続けていくような作品ではないし、無理に続けて駄作になってもつまらない。だが15年の歳月の末に、ようやく綺麗に終れた、それが、本当に、ファンとしては嬉しい。

では、このへんにしておこう。万感の思いを込めて、「恋愛ディスト—ション」についての筆を置かせていただく。

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