漫画「狂室」ネタバレ感想!現実感のない教室で巻き起こる狂気の渦!

狂室

漫画「狂室」はフジツナ先生のサイコサスペンス漫画。とある教室で巻き起こる非現実的で狂気の渦が描かれていきます。電子書籍限定のコミックで現在2巻(分冊版なので1話〜2話)まで配信中。

1人の正常者を除き、他は何が起こっているのか不明なほど異常な思考を持ち合わせている。

主人公である春音(はるね)はこの狂った教室から抜け出し、平穏な日常を取り戻すことができるのか。またクラスメイトの異常な行動の起因や原因は…。謎が謎を呼ぶミステリーも兼ね備えたサスペンス劇場が開幕しました!

漫画「狂室」ネタバレ

事件は2019年9月6日に起こる。
クラスメイトの陸月めいが教室で首を吊って自殺。

クラスメイトが動揺する中、担任教師である古谷は死体を見て一言「手間取らせやがって最期まで迷惑な奴だったな…」。

春音は友人である夏木から陸月を自殺に追いやった古谷の悪評を聞く事に。まさに悪徳教師。そして夏木も「それに実は俺も…」何かを言いかけようとした時、古谷が登場して夏木の話題を逸らしてくる。

陸月めいの親友であった海乃は古谷の心無い言葉に怒りを露わに。

春音は徐々に変化していくクラスメイトの感情や言動に胸騒ぎを覚える。

狂い出す教室で巻き起こる狂気の渦

翌日、学校へ登校すると古谷の死体が…。
クラスメイトは動揺することなく淡々と眺めている。古谷はヒーローがやっつけてくれた…なんて理由のわからない事を言い出す海乃。

そして春音の知らない所でクラスメイトは話し合い、皆で死体を隠すことなっていた。

正常な思考を持っている春音は隠し通せる理由がないと説得しようとするが、誰も聞く耳をもたず…。春音の声は届くことなく古谷は処理されて教室のロッカーに隠されることに。

古谷がいないので臨時教師がやってくる。

春音はクラスで起こった事、古谷の居所を臨時教師に伝えようとするが海乃が阻止。ヒーローの敵になるとあなたが殺られるよ的な脅しを受けることに。

学級会で死体を埋める役割に…

クラスで何が怒っているのかさっぱりな主人公:春音。何も言い出せず、ただ流れに沿って物事が進行していく。そして放課後の学級会へ。

そこでは古谷の死体を裏山に埋める役割を決める会議が開かれる。

夏木が立候補して、もう1人。
海乃が勝手に春音を指定。関わりを持たず、やり過ごそうと思っていた矢先、共犯者としての役割を担ってしまう。血の気が引く春音。

漫画「狂室」感想

狂室

本当に現実感なく淡々と古谷を処理する段取りが進行していく。春音が属する教室で一体何が起こったのか…何故、淡々としていられるのか謎が深まるばかり。

まだまだストーリー冒頭。
これから巻き起こる出来事に注目して読んでいきたい一冊。

捉え所のない狂気を感じたい人にお勧めの漫画。電子書籍ストア『BookLive!』で配信中。試し読みも可能となっています。


狂室

狂室

原作・著者フジツナ
価格162円(税込)

僕たちの社会は、この狭い教室が全てだった。横暴な教師によって追い詰められた女子生徒が自殺した事をキッカケに、僕たちの“社会”は大きく狂い歪みはじめる…これはバレちゃいけない、僕たちだけの秘密。

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