- 作品名:カンナさーん!(7)
- 作者・著者:深谷かほる
- 出版社:集英社
- ジャンル:少女漫画
目次
漫画「カンナさーん!」7巻のあらすじ
カンナは麗音が通う保育園の個人面談に行った。園児たちのお昼寝の時間だったが、その様子を見て下さいと言われる。
そこでカンナが目にしたのは、お友達に暴力を振るう麗音の姿…担任の先生の口からは「トラブルメーカー」という言葉まで…人と同じことが出来ない、保育士の支持を聞かない、友達に暴力を振るう。
面談では、麗音の悪い所ばかりが挙がって、良いところなど1つも話題にはならなかった。
今まで全く気づけなかった我が子の現状に酷くショックを受けたカンナ。
担任との面談の後、保健の先生との面談があった。保健の先生は、麗音が悪いわけではなく個性派なんだと話してくれた。そこで小学校受験を勧められたカンナ。
今まで受験には反対だったカンナだったが麗音のため、お受験に挑むのであった。
漫画「カンナさーん!」7巻のネタバレ
第36話
保育園でトラブルメーカー扱いされている麗音の事を知りショックを受けるカンナ。担任の保育士からは迷惑がられ、お手上げだと言われる。そんな時出会った保健の先生…その先生は、なんと麗音に小学校受験を薦めてきたのだ。
今まで小学校受験には反対だったカンナ、姑が勝手に入れさせた塾にも無関心でいた。
だが、今回の事で麗音が心配だったカンナは、初めて塾の様子を見に行く。そこで「鳥野」さんという、麗音が塾で仲良くしている「英佑」くん親子に出会う。
毎回塾に付き添って子供たちを見てきている英佑の母から、麗音は問題行動を起こす事はない、高知能児だから問題行動はそのせい、麗音はとてもいい子だと言われたカンナ。
この言葉で、小学校受験を頑張る決意をした。
第37話
受験を決意したカンナ達だったが、問題は「お金」。
入学金に授業料…安月給のカンナたち家族には、受験できる小学校も限られてくる。調べれば調べるほど、校風や教育方針に向き不向きがある事が分かってきた。
子供の受験に親の服装などもチェックされていることに初めて気づかされるカンナ。麗音の為に、着たくもない服を着て頑張るカンナ。だが、現実がそう甘くはないのだった。
第38話
入れる学校に頑張って受かるために奮闘するカンナ一家。ある日、塾でカンナはけいた君のお母さんに無視された。麗音までも同じように無視された。
私はどう扱われようが構わないが、子供を無視する大人は許せない…と激怒するカンナ。
いつものカンナらしくグイグイと迫るのだが効果なし。この事を鳥野さんに相談すると、カンナが思ってもいなかった、けいたママの努力を知ることになる。
第39話
鳥野さんのお宅では、車のブレーキオイルが抜かれる事件が起きていた。
連絡を受けて急いで向かうカンナ一家。
幸い、ブレーキオイルは抜かれたのではなくてオイル漏れだった。しかし、鳥野さんがこんな被害妄想をしてしまうのには理由があったのだ。以前から、偽の電話や無言電話、怪文書などの嫌がらせを受け続けていたのだ。
ご主人が単身赴任で留守にしている鳥野さんと英佑くんが心配なカンナは2人を自宅に招いた。
楽しい時間を過ごしたカンナ達の仲はより一層深まった。
塾の日、開始時間を間違えたカンナは麗音と共に早く塾についてしまった。そこで目にしたのは、暴れまわるケイタくんの姿とボロボロになった母親の姿…カンナの力で何とか正気に戻ったケイタ君だが、話を聞けば日常的なようだ。
髪の毛を掻き毟るクセもあり、受験はもう限界だと嘆く母親。そこで、カンナは麗音や自分の話をした。そしてケイタママを励ました。
ケイタが麗音に負けたことから、麗音やカンナを嫌うようになったケイタママだったが、麗音にも弱い部分があったことを知り肩の荷が降りたのだ。
そして、二人は仲良くなった。
第40話
カンナ達の経済力で行ける小学校3つに絞り、いざ受験。だが、結果は全て不合格。落ち込むカンナだったが、結果はダメだったけれど、頑張って勉強をしてきたことに意味があると気づく。
そして、保育園にも結果を報告に行く。そこで、担任の先生から二次募集の学校を紹介された。
第41話
受験に合格というよりも、担任の先生とのコミュニケーションを図る目的として紹介された二次募集を受験することにした麗音。
鳥野さんやケイタママのアドバイスや協力、応援を受けて当日を迎えたカンナ達。両親の面接も無事終え、麗音の受験も終わり保育園に報告に行くカンナと麗音。しかし、担任の先生の目の前で、お話ししてはいけないのにお話ししてしまったと言う麗音。
お喋りはダメだと何度も忠告してきたカンナは麗音に怒る。
先生はそんなカンナを止めて、麗音から事情を聞いた。そして、その事情を知った先生は大きな拍手をした。凄く難しい問題だったけれど素晴らしい答えを出しましたね。と麗音を褒めた。
そして、先生から100点満点をもらった。合格通知よりも嬉しい100点満点だった。その夜、受験校から電話がきた。予想外の「合格」であった。
番外編「カンナちゃん」
カンナの幼少期が舞台の番外編のお話。
カンナが住んでいた自宅のお隣には、老夫婦が住んでいた。日曜日の朝は決まってその家に朝ご飯を食べに行っていたカンナ。決まって「赤ウインナー」と「目玉焼き」じーたんも、ばーたんもカンナを可愛がり、カンナも二人を信頼していた。
ある日、カンナの言動に傷ついた姉が家を飛び出そうとした。
そこへ止めに入った母親は、カンナに謝るように叱った。だが、カンナは笑っている。謝りながら笑っている。それを見た母親は、カンナを強く叱り、嫌いだと言い放った。
そこへ、じーたんが来て「笑っていないと泣いてしまうから」とカンナを庇った。
そして、カンナは本当は優しくて良い子だ、特別に優しい子なんだと母親に話した。昔の出来事を思い出して礼に話したカンナは、また会いに行こうと思った。
漫画「カンナさーん!」 7巻の感想
今回は麗音のお受験の回でした。
受験に挑むにあたって、新たな人間関係もありました。ぶつかって、分かり合って、絆を深めて…どんな場面に遭遇しようとも、カンナらしい生き方が垣間見れました。
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