「描かないマンガ家」の作者であるえりちん先生の「池袋レインボー劇場」を読んだのでレビュー。18歳・家出少女のストリップをテーマにした漫画。上京したてで田舎臭さの抜けないユキがどのように成長して描かれていくのか温かく見守りたい気持ちに慣れる漫画。
ストリップ劇場の舞台裏や演者の私生活なんかも描かれており夜の世界で生きる女の艶やかさもあり。
BookLive!では「池袋レインボー劇場」の試し読みが可能。気になっていた方、導入部分を読んでみたい方は下記からどうぞ!
目次
漫画「池袋レインボー劇場」1巻のあらすじ
「ユキ…踊るん好き?」厳格な家庭に育ったユキは、18を迎えた誕生日に家を飛び出した。東京で暮らすセンパイを頼り、辿り着いた先でユキが目にしたのは…。『描かないマンガ家』の作者が描く次なるテーマは、「ストリップ」!!
第1巻は1話〜9話までが収録。
物語の主人公は踊ることが大好きなユキといった18歳の少女。方言が抜けず田舎臭さが漫画からも伝わってくる垢抜けない少女なのだ。そんな女性がひょんなことからストリップを見て感化され自分も舞台に上がるといった物語になっている。
第1巻では家出して上京。ストリップデビューまでの過程が描かれる。SNSで見たがこの漫画の舞台裏などはストリッパーからすると相当なあるあるネタが詰まっているようだ。
夜の世界で生きる女性の逞しさ、葛藤、人間模様など興味がある方にもバッチリとハマる漫画になっている。
漫画「池袋レインボー劇場」1巻のネタバレ
第1話:小屋
ユキが家出をして一緒に暮らす約束をしていた先輩(男)の家に向かう。しかし、先輩は自分の部屋に別の女性を連れ込んでいた。浮気女は先輩にどっちか選べと言われ、ユキは振られる形に。
住む場所をなくし途方に暮れるユキは東京で暮らすために仕事を探す。一度は物語の舞台となる池袋レインボー劇場前で足を止めることになるが1話では素通りといった感じ。
第2話:姐さん
知らずにデリヘルの面接を受けることになるユキ。テストで男性のイチモツも見て逃げ出す。逃げている途中に姐さんと呼ばれる女性:歩夢(あゆむ)とぶつかる。ちなみに花音といった居候もやってくる。
第3話:派遣
歩夢のストーカー的男性にいびられる。そして、衣装を汚してしまい歩夢の自宅にて染み抜き作業をするユキ。
ユキの実家の家業や眉毛が直通であることが判明する。
第4話:舞台
歩夢に手伝いをお願いされる。その延長で歩夢の舞台を見ることに。歩夢はユキに職業は踊り子としか伝えていない。そして歩夢が踊る舞台は池袋レインボー劇場。
艶やかな着物姿で登場する歩夢に鼓動が高鳴るユキ。といったお話。
第5話:ストリップ
歩夢の踊りを真剣な眼差しで見守るユキだったが想定外のことが起きて驚く。それは踊っている途中に歩夢が着物を脱ぎだし全裸になったから。ユキは歩夢の踊りに感じて、涙を流す。
第6話:踊り子
ユキは劇場が初めてストリップ劇場だと知る。自分の知らない世界を見たことで気持ちが高鳴り、劇場から出ていくユキ。向かった先は先輩の家。先輩にお礼をしてユキは再び劇場に戻ってくる。
劇場のママに踊り子になりたいと伝える。
第7話:新人
新人としてレインボー劇場で働くことになるユキ。まずは踊りの習得。そして劇場の後片付けなど。住まいの屋上にて歩夢の練習風景を見るユキは感化されて一緒に踊り出す。
ちなみにタクゾーといった学生が歩夢の練習風景を壁と同化して撮影している。そんなタクゾーと仲良くなるユキ。
第8話:レッスン
個性溢れる振付師のもとへ向かい、踊りを教えてもらう話し。タクゾーの人となりも判明してくる。
第9話:穴埋め
レインボー劇場の舞台で踊る予定だった女性が一人飛んでしまうことに。実はユキがこの事情を知っていた。皆に嘘をつけずに出来事を伝え、止められなかったことを謝罪。
償いとして2週間だが早まったストリップ劇場のデビューを言い渡されるユキ。
漫画「池袋レインボー劇場」1巻の感想
1巻は上京してストリップデビューまでの日常系が描かれるので安定した面白さがあった。あとはストリップ劇場の舞台裏など「なるほ〜」といった勉強になる部分も。
そして主人公:ユキの踊りに対する情熱は漫画を通して伝わってきて素敵な場面。
垢抜けないユキが今後、東京といった街やストリップでどう変化していくのか楽しみな部分。そして次巻はいきなりの初舞台。幼さもあるユキが大人の世界でどのように演舞するのか乞うご期待!
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