ファイアパンチ 第5話 ネタバレ
サン「おなかすいた…最後のイモ…」
サン「そのままもおいしいけど、焼ければもっとおいしい」
アグニ「うるせぇ」
アグニ「家…」
サン「わぁ…大変だ、アグニ様。ボク…おしっこでます」
サンが小便をしている間にアグニは家が見えた方向へ向かっていく。小便は終えたサンはアグニがいないことに気づく。
しかし、アグニの歩いた道筋は雪が溶けているので容易に向かった方向がわかったサンは追いかけようとする。しかし、「ヴヴヴ」といった機械音に足が止まる。
謎の女「親とはぐれたの?」
サン「……?」
謎の女「ここで丸まってたら凍え死ぬ、親の所まで連れて行ってあげる、乗って」
「ヴヴヴ」といった機械音はスノーバイクのエンジン音だった。サンは後ろに乗せてもらいながら自己紹介。謎の女は自分の名前を「ユダ」と名乗った。
スノーバイクを走らせているとサンがアグニを見つける。バイクは止まり、アグニに駆け寄るサンだったが、次の瞬間、アグニの首が切り落とされる。
切り落としたのは「ユダ」だ。
切り落とした際にアグニに触れたユダの腕は炎に包まれる。それを見たユダは咄嗟に自分の腕を切り落とす。
ユダ「ドマの炎…?」
ユダ「捕まえた」
無線で連絡をとったユダのもとには複数人の兵士が集まってきた。ユダはどうやらべヘムドルグの人間らしい。集まってきた兵士に指示を出すユダ。
ユダ「敵は再生の祝福を持ってる、ドマの炎を浴びてるから注意」
兵士「ドマ様の炎を…!?」
ユダ「銃で一定間隔に頭を撃ち続けて、再生が遅れる」
ユダ「私の部屋から耐火布、持ってきて、急いで」
兵士「はい」
呆然と立ち尽くすサンにユダが声をかける。
ユダ「目立つ振る舞いはするな、従順で若ければべヘムドルグはお前を欲しがる」
ユダ「子供なら大人になるまで生きろ」
ユダ「1人奴隷を捕まえた、あとは任せる」
べヘムドルグの兵士たちは交代でアグニの頭部に銃弾を打ち続ける。
まだ意識のあるアグニは目の前に立つ女性を見て驚く。
アグニ「ル……ナ……?」
ルナの容姿にそっくりだったのがユダであった。