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漫画「Fate/stay night Heaven’s Feel」6巻あらすじ
夢のシーンから始まる。といっても前巻の終わりで見ていた淫夢の続きではない。士郎が大火事でひどい目に遭う悪夢である(FATE/ZEROで詳しいことが語られるらしいのだが、筆者は見たことがない)。
冒頭の重要シーンを述べよう。夢は続けて見ているらしく、悪夢で飛び起きた(そして魔力不足で身体がだるくて仕方がない)士郎が、自分が夢精してないかどうか大慌てするシーンである。
だからどうしたと言われるかもしれないが、こういう本来のエロゲーらしさがあるのがこのシリーズの面白いところなわけで。
この6巻は、衛宮家回りについては終盤でトラブルが起こったり今後の暗い展開が匂わされたりする程度で、だいたい日常パートで話が進んでいく。ただ、最後の章のサブタイトルは「勇者の死」。勇者って誰かといえば、ランサーことクーフーリンである。
漫画「Fate/stay night Heaven’s Feel」6巻ネタバレ
ちなみに士郎は夢精はしていませんでした(まだ語る)。そういう性質の夢とは違うのだから当たり前といえば当たり前なのだろうけど。
士郎は魔力不足(らしい。セイバーはそう言っている。
他の家族は風邪だと思っている)で寝込むことになり、桜が学校をサボって看病にあたることになる。このあたりはたいした動きはないが、あまりさしたるほどの出番もなかった桜がようやくこのヘブンズフィールのヒロインであることを積極的に表に出してきたという感じである。もっとも桜が看病をしている間セイバーも同じ家にいるわけなのだが、気を利かせてるんだか何だか、あんまり顔を出さない。
調子が良くなった士郎は、一時間だけ買い物に行くとかなんとか言って、どこに行くのかと思えばイリヤスフィールに会いに行く。
公園で会う約束をしていたのである。イリヤスフィールも桜に負けじとヒロイン面をしている。士郎もやたら優しい。凛の「手を組まないか」という誘いはにべもなく突っぱねたくせに……(筆者は凛派なので根に持っている)。
さて、ちょっと暗い展開が入るのが、慎二が衛宮家にやってきて桜に帰ってくるように言うのである。士郎も割って入って剣呑な雰囲気になるが、結局桜は家に帰ることになる。これまでの伏線を考えるとかなりヤバそうな感じだ。
それから6巻の最後の章。
クーフーリンが、佐々木小次郎の代わりに出てきたまだ名前も分からないアサシンと戦っている。完全に格下扱いで、実際格下なのだろうが、何しろサブタイトルがサブタイトルであるゆえに今後の展開はだいたい読める。ちなみにランサー、割と気のいい兄ちゃんであるのだが、どのルートでもだいたいろくな死に方をしない。南無阿弥陀仏。
漫画「Fate/stay night Heaven’s Feel」6巻の感想
今巻はエロがありませんでした(でした(でした)
まあ、それを求めて先を気にするのなら原作のゲームでも買えと言う話ではあるのですが。
ところで凛だが、今巻にも出てこないわけではない。士郎が学校を休んだので、誰ぞのサーヴァントに殺されたんじゃないかと思って心配して電話をかけてくるのである。ちなみに、話があるから明日は学校に来い、とかも言っている。重要な伏線なのだろうか?
このシリーズの全体を通して言えることだが、やはりなんといっても展開が重く、遅い。その面は否めない。だがその分、キャラクターの掘り下げなどがじっくり丁寧に書かれているという印象はある。
基本的にFATEは有名コンテンツなので、「既に知っている」ことを前提として要求される場合が(具体的にはFATE GO関連とかで)多々あるので、そういうあたりではやはり好感の持てるシリーズとなっている。
Fate/stay night [Heaven’s Feel]
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