漫画「終末の天気」3巻ネタバレ!終末の結末に絶句の完結巻!

終末の天気(3)

漫画「終末の天気」3巻あらすじ

2巻ラストあたりからなんだが、大雨が降り始める。主人公透は知っている。これは世界を終焉へと導く、滅びの雨であるということを。

で、雨はそのまま降り続き、最終的に世界を飲み込み、地球は滅亡する。

突き詰めるとそれだけの話である。なぜ雨が降るのか、なぜ世界が滅びるのか、そのへんの解説はない。フードの男が結局何者なのか、神なのか悪魔なのか、謎のままである。たぶん打ち切り漫画だからだと思う。

さて、問題は、透はどうなるか、ということであるのだが。

終末の天気(2)

漫画「終末の天気」3巻ネタバレ

雨が降り始めた世界で、透は豪遊している。チケットは一枚確保してあるし、金はサラ金から借りまくったし、世界は滅びるのだから返金する必要も生じない。怖い物なしである。調子に乗りまくっている。レンタルビデオも借りる。返しに行く必要がないのだから楽なものだ。

透がこれだけ調子に乗った挙句に「結局世界滅びませんでした」となったらそれはそれで笑えるのだがあいにくそういう落ちにはならない。

さて、例のホッケーマスクの殺人鬼にスポットライトが当たる。彼は中学生の少年なのだが、手術不可能の脳腫瘍を患っていて、絶対に助からないので、人生に絶望して殺人鬼になっているらしい。

だが、例のチケットの力で脳腫瘍はあっけなく治ってしまう。死すら食い止める力があるのである。病気も治るということであるらしい。

少年は透を神として崇めるとか言い出して、透はますます調子に乗り、我こそは雷神トール(北欧神話)とか言い出すのだがもう見るに耐えない、しかし少年の態度は実は演技なので、透は油断したところを後ろからざっくりやられて殺されかける。

というところで、「BAN」で選別された人間の一人、刑事、がやってきて助けてくれる。刑事は少年を追っているらしい。で、透は刑事が油断したところで後ろから刺し殺し、少年が持って行ってしまったおかげでロストしているチケットを再入手する。

まあ、このクズ主人公が人を殺すのはこれが最初ではないので、何をか今更と言ったところである。

ところでサヤとも再会するのだが、サヤもたいがいクズで、誰とでも寝る女であったことが判明する。透が詰め寄って押し問答していたところで、世界崩壊のカウントダウンが一気に進み、「方舟」の前にチケットを持った人間たちが集められる。明らかに打ち切りのせいで巻いて進んでいるが、気にせず先に行こう。

チケットとやらは結局抽選券に過ぎないので、今度はローブの男自身による「選別」が行われる。生への欲望とかを見ているらしく、善人が選ばれるわけでも、そして必ずしも悪人が選ばれるというわけでもない。透は選ばれた。だがサヤは不合格とされ、方舟に乗せてもらえなかった。

そしてラストシーン。

「お前とヤレなければ世界滅亡後に生き延びたって意味がない」と言って、透は方舟を出てサヤのもとに現れる。サヤもやれやれと言った感じで、根負けしてやらしてくれる。脱・童貞。即死亡。めでたしめでたし。

漫画「終末の天気」3巻の感想

終末の天気(3)

なんだろうな。率直に言うとこれ、駄作です。駄作ですが……ある意味面白いです。

笑いを取りに行っている結果としての面白さというよりは失笑を買うという意味での面白さなのであるが、でもなんていうか、道端に腐った柿が落ちていたら(小学生並みの感性がうずくのならば)うっかり踏んでみたくなったりするだろう?そんな面白さだ。

たまには肩の力を抜いて馬鹿な漫画を読みたい、というような感覚の時には割とお勧めかもしれない。保証はいたしませんが。

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