シベールと弑のバトルが見所!漫画「シンシア・ザ・ミッション」5巻のあらすじ・ネタバレ感想

シンシア・ザ・ミッション(5)
シンシア・ザ・ミッション(5)
作品名:CYNTHIA_THE_MISSION(5)
作者・著者:高遠 るい
出版社:一迅社
ジャンル:女性マンガ

漫画「シンシア・ザ・ミッション」5巻のあらすじ

5on5マッチのためのメンバー顔出しと、シベール・ロウと弑の対決、そして5on5の第1戦までが描かれる巻である。

5on5をやるのに必要なメンバーは、双方ともにあと二人ずつ。最初に出てくるのは、少林拳の使い手、宝 凌羽(パオ リンユウ)。シベールの古い知り合いというか、シベールが昔半殺しの目に遭わせた相手で、シベールから呼び出しを受けたとき、復讐を果たすチャンスなので紫水ほたるの側につこう、と考えて日本にやってくる。

次に出てくるのは、総合格闘家、猫堂聖夜(びょうどうノエル)。キラー猪口という、まあアントニオ猪木をモデルにしたキャラクターなわけだが、その人のところにほたるが「誰かイキのいい若いのを紹介してください」と行ったら、ファントムが先に来ていてシベールチームの方に引き抜かれる。

そして檎桐鸞(ごとう らん)。かつてのケンカ番長で、現在は弁護士をやっているという異色のファイターである。コネで紫水チームに入る。登場時、再度脱獄に成功した中塚侑実子を制圧して、首の骨をへし折って出てくる(侑実子の生死は不明だが、いずれにせよこの先物語の最終巻まで二度と出てくることはない)。

最後に、「謎の暗黒仮面ノワールX」。そう名乗って、それ以外の身の素性は明かさず、「武を示す」とかなんとかよく分からないことを言って、紫水ほたるに協力を申し出る。

と、ここまで話が進んだところで、宝が紫水のところに電話をして「よかったら力を貸したいのだが」と言って、「間に合ってます」と言って断られる。すごすご帰るわけにもいかない宝は、「自分が一勝したらシベールと対決させろ」という条件を出して、シベールチームに加入する。

ところで、シベール・ロウは天下無敵だが、人脈の方は微妙らしい。「世界中に舎弟がいる」とか吹聴はしているのだが、例の殺し屋三人組と、自分に復讐を誓っている宝のほかは、電話に出てさえもらえなかったのだそうだ。まあ、自由すぎる性格だから、仕方がないといえば仕方がない。そういうのは腕力とは別の次元の問題であるし。

シンシア・ザ・ミッション(4)

漫画「シンシア・ザ・ミッション」5巻のネタバレ

この巻で一番の見ものはシベールと弑の対決だ。超一流の殺し屋同士の、ギリギリの攻防が描かれる。

結局、シベールの方がかなり優勢な状態で勝利を収めるのだが、「こんなにスリリングな勝負をしたのは久しぶりだった、決着はまた今度」とかなんとか言って、弑を半殺しにするだけで去っていく。

シンシアが受けていた、弑の抹殺の任務までは受け継いでいなかったらしい。ただ単に「東洋一の殺し屋」といったようなあだ名をされている弑が気に食わなかっただけのようだ。

また、この巻から5on5が始まるわけだが、第一戦は聖夜vsカルロスとなる。総合格闘家とボクサーという、リアルな世界で考えるとだいたいボクサーが負けるカードである(しかも体重差が20キロくらいあって、カルロスに勝ち目は薄いと考えられている)。

ただしカルロスはただのボクサーではない。ほたるの力にはまったく及ばないが、紫水眩術をいちおう習っているので、総合格闘のタックルをあっけなくかわし、ワンパンで勝負を決めてしまう。蓋をあけてみれば、ボクサーの圧勝であった。

漫画「シンシア・ザ・ミッション」5巻の感想

島原カルロスというキャラクターの活躍が光る。カルロスは、見た感じ地味である。ボクサー。1巻のかませ役。ただの日本刀持った子供(中塚侑実子)に半殺しにされる微妙さ。全体的に漂う雰囲気は、そう、あの、「ヤムチャ臭」というやつである。

だがカルロスはヤムチャキャラではなかった。やればできる子だったのである。ちなみに、期待される向きがどの程度あるかはともかく、6巻でも7巻でも活躍する。こうご期待。

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