漫画「大奴隷区 君と1億3千万の奴隷」1巻の内容とネタバレ感想

漫画「奴隷区 僕と23人の奴隷」のタッグが組む新作が「大奴隷区 君と1億3千万の奴隷」だ。電子版が2017年5月31日に発売され読んでみたのでレビュー。奴隷区 僕と23人の奴隷は読んだことないがミステリアスでサスペンス的な漫画に仕上がっていた。1巻も充分に面白いが今後の内容次第で大化けしそうな漫画だ。

この漫画の主要人物は長崎ショウタロウ、熊本ハル、佐賀ヒイロの3人だろう。第1巻は大ドンデン返しの連続で見ていてハラハラさせられることばかりだった。

漫画「大奴隷区 君と1億3千万の奴隷」1巻の内容

物語の舞台は大八島学院高等学校のX組となる。このクラスには優秀な生徒が集められているが一つ秘密が。それは「SCM」と呼ばれる器具をつけて学園生活を送らなければならないこと。SCMは他人を奴隷化できる器具。この器具をつけた人間同士が対決することによって勝った方は負けた方を奴隷として使えるようになるのだ。

第1巻では主要人物となる長崎ショウタロウ、熊本ハル、佐賀ヒイロたちにスポットが当たる。各々のストーリーが展開されて大ドンデン返しの連続だ。

本当にハラハラするし多くの謎を残したまま1巻は終了する。

漫画「大奴隷区 君と1億3千万の奴隷」1巻のネタバレ

第1話：長崎ショウタロウ

長崎ショウタロウが転校してX組に来る。そこで福岡先生と奴隷化をかけたゲームをすることに。見事ショウタロウが勝負に勝つが実は裏で糸を引いていたのが熊本ハルといった喰えない男だったという話。

勝負の内容は至ってシンプル。
所持金ポーカーといったもの。これはクラスの中に所持金3万円以上を有している人間を当てるだけ。ショウタロウは鋭い観察眼で財布の中に3万円以上持っている人物を熊本ハルと断定する。

第2話：熊本ハル

ショウタロウはハルが自分を騙していた事を問い詰める。そしてショウタロウに勝負を挑んだ福岡先生も実はハルの奴隷支配下にいたのだ。クラスの大半はハルの奴隷と化していた。

しかし、佐賀ヒイロだけはハルの奴隷になっていなかった。ここでハルはショウタロウとヒイロに奴隷化をかけた勝負を提案する。この勝負はハルの勝ちだったが実は…裏で操作をしていたのはヒイロだった。そう、ネタバレするとX組は全員ヒイロの奴隷支配下にいたのだ。

結局、ショウタロウも勝負に負けたのでヒイロの奴隷へ。

第3話：佐賀ヒイロ

ヒイロとハル。この二人にはある目標があった。そんな話を聞かされてX組を叩き潰そうとするがまたまた大ドンデン返しがあるといった話が第３話だ。

ショウタロウが勝負の後に二人に呼び出される。そして真相を聞くことに。実はヒイロとハルは不道徳な実験を行っているX組を叩き潰す覚悟でいた。そして二人はショウタロウがスパイかもしれないと睨んで奴隷化をかけた勝負を挑んでいたのだ。スパイの容疑が晴れたショウタロウにヒイロが本当の目的を話す。

ヒイロ達は以前、X組にいた宮崎ローラといった生徒を助けたかった。彼女はSCMに疑問を持ち、学校へ抗議。しかし、SCMの勝負に負けて奴隷化。無茶な命令を受けて廃人となっていた。

そして黒幕が登場する。
実は宮崎ローラとSCMをかけて勝負をしていたのが学校の理事長である大和理事長であった。

ヒイロは大和理事長をナイフで刺そうと飛び込むがハル、ショウタロウに抑え込まれる。

ここでまたまた大ドンデン返し。
実はショウタロウ、ハルは理事長の奴隷だった。いつ奴隷化されたのかわからないがX組のヒロイを除く全員は全て理事長の奴隷支配下にいたのだ。

１巻の終盤で色々なネタバレが出て来るがどうやらヒロイの母親は理事長のようだ。ヒイロは親の縁を切られてヒイロ編は終了する。その後はまた新しい人物が現れて謎めいた感じで第１巻は終了となる。

漫画「大奴隷区 君と1億3千万の奴隷」1巻の感想

第１巻はヒロイ、ショウタロウ、ハルといった人物にスポットが当たる。そして大ドンデン返しの連続で飽きることが一切ない。このSCMといった実験が何を目的として実験されているのか不明なので妙な怖さがある。

ヒロイ編が終わった後に続きが数ページあるが何やら気になる発言をしているコマもある。そして学園とは関係のない人物にスポットが当たっている。２巻でも波乱やドンデン返しがありそうな展開で目が離せない漫画だ。

謎多き漫画、考察するのが好き…なんて方にピッタリの漫画。

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