萌え萌え〜四コマ漫画「男爵校長」第1巻のあらすじ・ネタバレ感想

男爵校長(1)
男爵校長(1)
作品名:男爵校長(1)
作者・著者:OYSTER
出版社:双葉社
ジャンル:青年マンガ

漫画「男爵校長」第1巻のあらすじ

男爵校長は三界高校の校長である。ハゲている。ある日、突然、「辞意を表する」と言い出し、おもむろにゴージャスな貴族風のカツラを取り出して被り、「あれっ?校長先生が!男爵校長に早変わり!」と称して、以後基本的にはカツラを被って学内で過ごすようになった。

その後も、「男爵校長が!サンタクロースに早変わり!」「男爵校長が!おしるこドリンクバーに早変わり!」とかなんとかいって、早着替え(というか、仮装)を披露しまくる校長の活躍が……

まったく描かれない。

この漫画の実質的な主人公は、芽野アリカという少女(三界高校の生徒。ちなみに、三界高校は女子高)と、その4人の友人たちである。

漫画「男爵校長」第1巻のネタバレ&感想

男爵校長というタイトルではあるが、校長はたいして重要なキャラクターではない。なんか早着替えが得意で、いつもおかしな扮装(なお、変身するわけではなく、ただの扮装であるが、けっこう凝っていて、おしるこドリンクバーの時は本当に蛇口からおしるこが出る仕組みになっていた)をしているが、なんというか作品のツマのような存在であって、話の全面に出てくるのは、アリカたち五人組だ。

そもそも、この漫画はもともと、『もえよん』という四コマ漫画雑誌に連載された、萌え四コマである。萌え四コマというジャンルはいまではごく普通のものとして存在しているが、もえよんはその黎明期を飾った雑誌であり、男爵校長はその看板作品の一角であった。

まず、5人のメインキャラクターを紹介しよう。

芽野明璃花(めのありか)。
通称アリカ。漢字で明璃花と書かれる場面はほとんどない。ある朝突然「そうだ!今日学校サボろう!」と言って本当に学校をサボるなど、割と突拍子もないことをする少女で、初期は彼女の突拍子もない行動そのものがシュールギャグを構成することが多かった。恋愛には奥手。口癖は「おおう」。ちなみに可愛い。

樋口小夜子(ひぐちさよこ)。
黒髪三つ編みで趣味は読書、という真面目そうな学級委員タイプであるが、割と周囲に流されやすく、アリカの買い食いに付き合って学校に遅刻したりもする。恋愛はまだまだで、恋に恋するタイプ。ちなみに可愛い。

入江ドナ(いりえどな)。
アリカ以上に突拍子もない、何を考えているのか分からない少女。着ぐるみを着るのが趣味らしく、しょっちゅうよく分からない扮装をしている。多いのは動物の着ぐるみ。もっとも彼女の着ぐるみ芸は男爵校長の変装芸と微妙にかぶっている上に男爵校長の方がもっと無茶苦茶かつ派手なので、あまり目立たない。ちなみに可愛いそして貧乳。

菜ヶ原弦音(ながはらことね)。
弓道に明け暮れる日々を送っていて、ある日突然「学校をやめて弓道部に専念する」などと理不尽なことを言いだし、以後日常的には授業中まで弓道着を着ている。一見、武人タイプというか、本人が意図的にそのように演出しているようなのだが、実は5人の中で一番恋多き少女であり、美形な男性が好き。ちなみに可愛い……というよりは和風美人。

咲森小蘭(さきもりこらん)。
転校生。ミリタリーマニアというか、銃器のオモチャ(一応、弾が出る実物大のタイプ)が好きで、校内でも常に携行している。性格は、ツンツンしているが相手の押しには弱く、すぐ泣く。ちなみに巨乳。あと可愛い。

この作品は萌えとはいえ四コマ漫画であるので、初期はとくに、シュールギャグ的な路線の色が濃い。たとえば最初の方の一本を紹介すると、校長のカツラが飛んできたので、ドナがそれをかぶる。何を考えているのかまったく分からないが、ドナは自分を呆れて見ている小夜子に対して、「あっ、ごめんね、私ばっかり」といって小夜子にカツラをかぶせる。こんなノリである。

だんだん、物語が進むに従って、いかにも4コマ漫画的なシュールな4コマ落ちの漫画から変貌し、ストーリー漫画色が濃くなってくるのだが……そのあたりの紹介は、次巻に譲ろう。

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