漫画「今際の国のアリス」5巻ネタバレ・感想

今際の国のアリス(5)
今際の国のアリス(5)
作品名:今際の国のアリス(5)
作者・著者:麻生 羽呂
出版社:小学館
ジャンル:少年漫画
掲載誌:週刊少年サンデー

前回までのあらすじ。苅部が残した遺言通りに「ビーチ」を見つけた有栖と宇佐木の二人。有栖はビーチのNo.1から今際の国についての秘密を知らされる。秘密を知った有栖は宇佐木をビーチNo.1に押し上げる決意を固める。そんな時に苣屋からあるプランを持ちかけられる。苣屋の言うとおりに行動した有栖だったが苣屋の罠にハマりビーチNo.2グループのアグニに捕まり拘束されてしまう。同時に共犯と見なされた宇佐木も拘束…

絶体絶命の状態に陥った二人は今後ビーチで生き残り、今際の国からの脱出ができるのか…?

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今際の国のアリス

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今際の国のアリス4巻カバー

第20話 びいち⑤

びいち⑤のポイント

  • アグニグループに捕まる有栖と宇佐木
  • 次のゲーム会場はビーチ
  • ゲーム難易度は「♡10」
  • 宇佐木に疑いの目がかかりピンチに…

前回の続きで有栖はどこかもわからない部屋に拘束された状態。そしてニラギに犯されそうになる宇佐木。しかし、このタイミングで次のゲームが始まる。会場はビーチ。そして難易度「♡10」である。ゲーム内容は「まじょがり」

「げぇむ」のアナウンスによってビーチ会場の1階ロビーに集合したビーチメンバーが目にしたのは「まじょ」によって殺された「モモカ」といった女子高生だった。

「げぇむ」内容はこの「モモカ」を殺した犯人を捕まえて火炙りにすることだった。

先に疑いの目がかけられたのはモモカといつも一緒にいた友人。その友人に向けられた疑いの目を庇う宇佐木。しかし、そのせいで宇佐木にも「まじょ」の疑いがかかってしまう。

第21話 はあとのじゅう①

はあとのじゅう①のポイント

  • No.1グループに属していた1人がボーシャ、クズリューが死んだことを叫んでしまう
  • ビーチNo.2グループの暴走
  • 宇佐木は有栖を助け「げぇむ」のクリアを目指そうとする

抑止の効かない周りの勢いに乗ってNo.1グループに属していたモブキャラがビーチNo.1、No.3だったボーシャとクズリューが死んだことを叫んでしまう。それによって炎上していた会場が一瞬で冷める。その事実に冷静さを取り戻していくビーチメンバー。

しかし、その中でNo.2グループである「ラスボス」といった人物が「手当たり次第に焼けばいい」といった一言。一致団結したNo.2グループは自分のグループ以外は敵とみなし、全員を「まじょ」と仮定したつもりで火炙りにしていく宣言をする。ビーチメンバーはアグニ率いるNo.2グループを恐れ、散乱して逃げ回ることに。

散乱した状況に紛れて宇佐木も逃げ去ることに成功。
その際、宇佐木は「まじょ」に殺された「モモカ」の友人、腰を抜かした1人の男も連れ、ロビーを後にする。

自分のグループメンバー以外は手当たり次第に殺し、火炙りにしていくアグニ率いる元No.2メンバー達。

宇佐木はビーチ会場であるホテルの504号室まで逃げ延びる。一緒に引き連れたきた二人は「竜田康大」「九条 朝陽」と名乗る。宇佐木率いる3人は生き残り、有栖を探すために共闘する。

第22話 はあとのじゅう②

はあとのじゅう②のポイント

  • 有栖のいる場所の手がかりを掴む宇佐木グループ
  • 有栖の回想シーン
  • 宇佐木たちによって見つけ出される有栖
  • 「まじょがり」の「るぅる」の説明を聞く有栖

拘束された有栖の頭の中には死が過る。そんな中、有栖の回想では苅部、張太、紫吹が登場。最後に有栖を元気づける。それによって有栖は生気を取り戻す。

宇佐木たちは有栖を拉致した1人を拘束して有栖の居場所を聞き出すが正確な場所の特定はできなかった。有栖の居場所の在り処を手当たり次第に調べることで有栖が生気を取り戻したと同時に宇佐木も有栖を発見。有栖の拘束を解き、手当をする。その間に有栖は「げぇむ」である「まじょがり」の「るぅる」について説明を聞く。

その他、げぇむ会場では各グループが生き残るため、げぇむをクリアするために行動をしていた。

特別編 はあとのよん①

はあとのよん①のポイント

  • 特別編の主役は堂道(ドードー)
  • 有栖達と同じく大きな花火を見た後に今際の国へ
  • はじめての「げぇむ」に参加

特別編の主役は有栖と同じような思想を持っている堂道。そしてこの物語は有栖がビーチに来た翌日からの空白4日間の出来事になっている。

恋愛沙汰で友人に裏切られた堂道は河川敷にて有栖たちが見た、巨大花火を見た後に今際の国に来てしまう。

徘徊して入った廃ビルには4人の人間が集まっていた。安堵する堂道だったが廃ビルに入った途端に「げぇむ」がスタート。何もわからないままエレベーターで屋上へ行き、げぇむが開始される。そして「げぇむ」によって簡単に人が死んでいく姿を見て自分が来たかった世界がここではないと悔やみだし巻は終了する。

今際の国のアリス 5巻の感想

本編の方は4巻からあまり大きな進展はないが拘束された有栖が開放されて進撃開始といった感じ。6巻で有栖が暴れまわることに期待。ビーチ編は謎が多い。5巻ではボーシャ、クズリューを殺した人物や状況は解明されておらず。伏線をばら撒いているので6巻、7巻あたりが期待できるような内容になっている。

また5巻では特別編が介入されており、有栖とは違う今際の国への参加者の物語を垣間見ることが出来る。特別編に登場する人物は本編でも最終的に有栖と繋がることになるのでスピンオフのような形で楽しんでおくと終盤にかけて物語を一層楽しむことができる作りになっている。

1巻~4巻まではテンポよく物語が進んできたが5巻は個人的にインターバルのような感じだった。つまらない訳ではないが少し物足りなさが残る。今後の6巻、7巻あたりに期待したい。


今際の国のアリス

今際の国のアリス

原作・著者麻生羽呂
価格462円(税込)

やりきれない日常に苛立つ高校生・有栖(アリス)良平が悪友の苅部(カルベ)や張太(チョータ)とブラつく夜、街は突然巨大な花火に包まれ、気づけば周囲の人気は消えていた。夜、ふらりと入った神社で告げられる「げぇむ」の始まり。一歩誤れば命が奪われる理不尽な難題の数々を前に、アリスの眠っていた能力が目覚め始める…「呪法解禁!!ハイド&クローサー」の麻生羽呂が全くスタイルを変えて挑む戦慄のサバイバル・サスペンス、開幕!

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