池田ユキオ先生は最近で言えば「ゴミ屋敷とトイプードルと私」などがヒット作として人気を博していますが、過去作で注目を浴びているのが「胡蝶伝説(あげはでんせつ)」です。
内容は体当たりキャバ嬢の愛憎ドラマ。
ゴミ屋敷とトイプードルと私とはまったくベクトルは違いますが非常に面白い!負けん気の強いヒロイン、涼子が訳あって単身で歌舞伎町のキャバクラへ入店することになりますが、そこで巻き起こる数々のドラマは秀逸!
ではでは、今回は1巻の内容をご紹介していきます!
漫画「胡蝶(あげは)伝説」ネタバレ
ヒロインは東京下町で父親と二人でクリーニング店を営む、涼子。クリーニング店だけでは生活が厳しいので夜は近所の場末のキャバクラで嬢をやっている。
そんなキャバクラに一人の怪しげな男が現れて涼子の母について匂わし、自分の店へスカウトしようとするが涼子は一蹴。
そこから数日…突如、涼子の父親が他界してしまう…700万円の借金を残して…
借金取りに追われる身となる涼子。そこへスカウトへやってきた怪しげな男が仲裁に入り、再び涼子をスカウト。そこでも歌舞伎町のキャバクラ入店を断る涼子であったが過去の思い出が蘇る。
同時に父親が大事にしていたクリーニング店を守るため、半年程度でもしかしたら借金を帳消しにできる大金を稼げる歌舞伎町のキャバ嬢へ転身することを決意!
ここから涼子の歌舞伎町で巻き起こる愛憎キャバクラ劇場がスタートしていきます。
入店したキャバクラは腐っていた…!?
スカウトマン、赤星に働くお店を紹介される涼子。
早速、店へ入り体験入店。
しかし、いきなり腐りきったキャバクラの洗礼を受けることになっていきます。
涼子が配属されたキャバクラ「リップ」は現No.1である愛菜が店を支配。気に入らない女がいれば嫌がらせを行い嬢を追い詰めていくような店であった。
ヘルプにも入らせてもらえない涼子…。
このキャバクラではやっていけない…そう思いかけた時、涼子に指名が入る。その客は風俗誌のライターをやっている堀川といった男。どうやら女黒服である島田が涼子の為に客引きして連れて来てくれていたのだ。
配属されたキャバクラは憎き母の店…!?
その後、涼子の前に赤星が現れて店に配属した理由、店のオーナーについて語っていきます。
リップのオーナーは涼子の母親である上条美月だと明かされ、母の手の上で転がされていることに怒りを覚える涼子。そんな時、下町のおじちゃん、おばちゃんが涼子を応援する為にリップまで足を運んできます。
地元の仲間に元気をわけてもらう涼子。
その地元を馬鹿にするような嫌がらせを行う愛菜。遂に涼子が吹っ切れて自分の為に愛菜を潰す覚悟を決めていきます。
店一番の極太客を一瞬で横取りするヒロイン…!?
この後、リップの売上の大半を担っている超極太客である大橋ことキングが登場。涼子の策略が見事にハマり、キングのお気に入り嬢を愛菜から自分へ向けさせることに成功していきます。
さらに赤星とリップ店長の話を盗み聞きしてしまい、自分はただリップをかき乱す為だけに呼ばれた捨て要員である事を知ります。
憎き母親の言いなりにはならない…母だって潰す!
涼子の心に野心が宿り、歌舞伎町で戦っていく覚悟を決意していきます。
そして数日後、店に再び大橋が登場。指名された涼子の元へ黒服であった島田が着飾ってヘルプへ登場してきます。ちなみに島田は元No.1キャバ嬢だった女性。島田の変貌に驚愕する涼子が描かれて1巻は幕引きとなります。
漫画「胡蝶(あげは)伝説」感想
嫌味な女を描かせたら一級品の池田ユキオ先生。この作品で登場してくる愛菜はゴミ屋敷とトイプードルと私のヒロイン達に共通するような超嫌味な女となっています。
同時にヒロインであり、体当たりキャバ嬢でもある涼子が非常にカッコよくて応援したくなる作品。
夜の世界最高峰である歌舞伎町に足を踏み入れ、母親の面影を見る涼子。彼女がこの世界をどのようにかき乱していくのか…非常に興味が唆られる作品となっています。
この漫画は2012年に発売された漫画ですが古臭さを感じることなく楽しめる作品。試し読みも可能なので気になった人は是非、チェックしてみてください☆彡
胡蝶伝説
この世界何が本当で何が嘘か最後までわからない――中垣涼子・25歳。母は涼子が10歳のときに歌舞伎町で蒸発。死んだ父の借金を返すため、歌舞伎町のキャバクラへ足を踏み入れるが!?体当たりキャバ嬢の愛憎バトル第1巻!!
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