物語は昭和22年敗戦、2年後の日本が舞台になっている。
戦争に負けた日本はアメリカの占領下になっていて、国からの配給物資だけでは生活が成り立たず、人々は闇市で物資を調達するなど、生活は苦しかった。
家が焼け、家族を失い、幼い浮浪児も後を絶たなかった。
寂しさや貧困から「ヒロポン」という覚せい剤の一種を使用する者も多かった。力の弱い「子供」や「女」はいつも犠牲になってしまう。そんな時代に生き残るため、自分の体を売ってまでお金を手に入れる事が必要であった。
そして、この漫画はそんな過酷な世界のエピソードを描いた作品である。
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漫画「戦後パンパン伝~御意見無用~」1巻のネタバレ
第1話
主人公「麻美」は恵まれた環境に育ち、警察官の夫と結婚をし幸せな暮らしをしていた。だが、ある日突然、夫が米兵と見ず知らずの少女「ユキ」を連れ自宅に帰ってきた。
米兵は夫に銃を突き付けていた。
米兵に「ホテルはないか?」と聞かれた夫が「ない」と答えたら、「ではお前の自宅に連れていけ」と言われたのが経緯であった。そして、麻美とユキは夫や近所の人の目の前で米兵に輪姦されたのだ。
この事件がきっかけで麻美は夫に離婚を突き付けられてしまった。夫は世間からの白い目に耐えられなかったのだ。
そして、麻美は戦後で家族を亡くしたユキと共に2人で生きていくことになった。
これからの暮らしに不安を抱きながら2人は彷徨っていた。そんな時、1人の女性と出会う。彼女の名は「花電車のお初」。お初は2人に食事をご馳走し今までの経緯を聞いてくれた。その後、この世界で生きていく為の忠告やアドバイスを教えてくれた。
更に自分の仕事を継ぐ事が条件で、家に住まわせてくれると約束してくれたのであった。
ユキだけは汚したくない、立派な大人に育て上げて幸せな結婚をしてほしいと願う麻美は自ら花電車の跡継ぎの道を選んだ。お初の指導のもと、一人前の「花電車のアザミ」となった麻美。
だが、彼女には数々の試練が待ち受けていた…みんなを救うために戦い…、そして恋心も芽生える…。
第2話
麻美は人柄の良さで信頼され、彼女にはたくさんの仲間が出来た。そんなある日、麻美の所の新人が他のシマの同業者と縄張り争いを起こし、相手に怪我をさせてしまった。
ただ事では済まない状況に周りは困惑する。
しかし、麻美は1人で相手のシマに乗り込み謝罪すると出かけていった…。様々な人の過去が明らかになっていく…。
第3話
パンパン(街娼・町に立つ娼婦)狩りが起こった。
麻美自身は体を売らず下半身を使った芸で客を引き寄せる(花電車)であったが、麻美の元で働く200人もの女たちは、みんなパンパンであった。
麻美は皆を隠れさせた。しかし、パンパン狩りを行っていた警察官はなんと元夫であった。
麻美の存在に気が付いた元夫はすぐさまその場を離れ、この事で1人の女性(女形の男性・本当は美男子で恋愛対象は女)が捕まらずに助かった。
その頃、麻美の仲間の浮浪児「マサオ」が何者かにさらわれる…。
第4話
数々の試練を乗り越えてきた麻美だったが、またしても彼女は追い詰められる。過去に潰したはずの敵が、また再び現れ麻美たちを排除しようと企てる。
一度は自分の立場に自信をなくしてしまった麻美であったが、たくさんの仲間たちの協力の元、再び立ち上がる。
みんなの幸せを願って一生懸命に生きている麻美の姿を、3人の男達が好意の目で見つめていた…。
漫画「戦後パンパン伝~御意見無用~」1巻の感想
女は男に体を売り、お客が付かなければリンチされ、リーダー争いやシマ争いが日常に起こる。家族をなくし家を失い、頼る当てのない弱い女はこうした事をしなければ生きていけない厳しさにショックを受けた。
そんな生活の中でも自分を見失わずに、周りの幸せを願う麻美の姿は非常にたくましく思える。
争いだけではなく、友情・仲間・恋…。様々な要素が描かれている作品。アザミ姉さんは壮絶な人生ですが生き方が格好いいです。
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